大正時代(たいしょうじだい)(いま)から95年以上前(いじょうまえ))に北米(ほくべい)(アメリカやメキシコ・カナダなど)から帰化(きか)した植物(しょくぶつ)です。
多年草(たねんそう)です。
(くき)(たか)さは、30~80cmです。

よく()植物(しょくぶつ)で、ヒメジョオンがあります。
ヒメジョオンも北米原産(ほくべいげんさん)で、ハルジオンより(はや)く、江戸時代末期(えどじだいまっき)には日本(にっぽん)()ってきたと(おも)われ、(いま)では日本全国(にっぽんぜんこく)どこでも()られる雑草(ざっそう)となっています。
ヒメジョオンは1年草(ねんそう)です。

見分(みわ)けるこつをいくつかならべてみます。

   ハルジオン ヒメジョオン 
 漢字(かんじ)表現(ひょうげん) 春紫苑   姫女苑
 一生(いっしょう) 多年草(たねんそう)   1年草(ねんそう)
 冬越(ふゆご) ロゼット(かた)()(ひろ)げる
葉柄(ようへい)()からない
()緑色(みどりいろ)をしている 
ロゼット(かた)()(ひろ)げる
葉柄(ようへい)がはっきり()かる

黄緑色(きみどりいろ)をしている 
 成長(せいちょう)すると 根元(ねもと)ロゼットの()(のこ)る  根元(ねもと)のロゼットの()()える 
 つぼみ 下向(したむ)きにたれる  (した)()かない 
 花期(かき)  4月~5月 6月~7月・まじることもある 
 ()のつき(かた)  ()根元(ねもと)(くき)()くような(かたち) ()根元(ねもと)(くき)()かない 
 (くき)()ると 中空(ちゅうくう)・ストローのようになっている  中空(ちゅうくう)ではない・つまっている 

 かわいそうなのですが、どちらも(はな)をちぎって、ガクの(ほう)外側(そとがわ))からぎゅっとつぶすと、(はな)中央(ちゅうおう)黄色(きいろ)部分(ぶぶん)が、「ベー」っと(まえ)()てくるので、「アカンベー(くさ)」と()んでいました。50年以上(いじょう)(まえ)のことですが、(いま)()どもたちもやっているのでしょうか?

 冬(ふゆ)(あいだ)地面(じめん)すれすれに()放射状(ほうしゃじょう)(ひろ)げ、(さむ)(ふゆ)()えています。(あたた)かくなると(くき)をぐっと()ばして(しろ)(はな)をたくさん()かせます。
(とお)(くに)からやってきて、日本全国(にっぽんぜんこく)にひろがっている姿(すがた)をみると、たくましいなあと(かん)じますね。

外来種(がいらいしゅ)(ひと)()などによって外部(がいぶ)(とく)海外(かいがい)から日本国内(にほんこくない)()()まれたり、荷物(にもつ)()じって偶然(ぐうぜん)にはいりこんだりした(しゅ)
帰化種(きかしゅ)外来種(がいらいしゅ)のうち、野外(やがい)定着(ていちゃく)したものをいう。


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ハルジオン
(キク科)

 
ハルジオンの花

花穂が下を向く